名著探究とは?
「もっと国語力をつけたい」「文章を深く読めるようになってほしい」そんな保護者の想いに応えるのが、この名著探究です。
ただ本を読むだけではありません。名著を題材に、読む・語る・広げるをくり返す中で、思考と言葉の力を自然に伸ばしていきます。
読む
名著を丁寧に読み込み、言葉の意味や背景を理解する
語る
感じたことや考えたことを仲間と自由に対話する
広げる
本から生まれた疑問や興味を他の分野へと発展させる
名著探究の特長
本質的な読書体験を通じて、読解力と対話力を育みます
探究ファシリテーターが、本の内容はもちろん、それに関連した他分野の知識にも繋げたり、疑問が生まれると一緒に立ち止まって考えたりしながら、子どもたちの対話を促していきます。
「君はどう思う?」と子どもたちの価値観や思考に問いかけ、まず自分の考えを表現し、異なる意見との違いを受け止め、新たな視点や疑問を発見していきます。
言葉や漢字の知識だけでなく、読解力や対話力も独自にレベル設計しているため、お子さんの発達段階に合わせたクラスに参加できます。
また、最大6人という少人数クラスなので、一人一人の特性や興味にも配慮した細やかなファシリテーションを行います。
文章から学んだり考えたりするためには、些細なことでも立ち止まり、その場で調べたり議論をすることが重要です。その時、興味が派生して話題を広げたり、新たな疑問が生まれることはよくあります。
これを私たちは"寄り道"といいます。そして寄り道が知識を"点"ではなく"面"で積み重ねていきます。名著探究の醍醐味はこの"寄り道"です。
なぜ名著探究は生まれたのか?
これまで多くの探究コンテンツを制作し、授業をしてきました。その結果心に火がついた子どもたちは自ら様々な挑戦を始めます。しかし、それが研究だろうとビジネスだろうと、「新しいことを学ぶ」「人に伝える」という時がきっと現れます。
その時、大きな壁になるのが「読解力」と「対話力」です。探究は「自らの興味に根ざしている」という前提であるがゆえに、自力で学び、自分の言葉で表現をすることになります。
また、小学生から高校生までの国語や小論文の受験指導をしてきた経験から、最も衝撃的だったことは、ほぼ全ての生徒が「過去に読んだ問題文の内容を覚えていない」ということでした。
実は受験や問題集に出題される文章は、味わい深い文章が多いのですが、それを覚えていないということは、生徒はただ問題を解くことにしか関心がなく、文章に書かれている知見を血肉にできていないということです。
そして、「制限時間内に問題を解く」という一般的なやり方を変え、「1つの問題文を徹底的に読み込み構造的に理解する」という指導に変えると、今度は驚くほど問題に答えられるようになったのです。
では、子どもたちにとって「本質的に意味のある読書体験」とはどのようなものか?そう考えた時、私の中で浮かび上がった条件は次の通りです。
主体性
自分の感性で味わい、読み進める。一言一句に立ち止まりながら、自分の問いや関心を持って向き合える
対話性
読書を通じて人とつながる。感じたことや考えを自由に語り合える
探究性
興味を起点に学びが広がる。本に出てきた言葉やテーマから、世界や社会への関心が育つ
内面化
読書体験が自分の一部になる。読書を通じて得た気づきが、自分自身の生き方や考え方に根づく
レベル別クラス紹介
お子さんの発達段階に合わせて、適切なクラスをお選びいただけます
対象
- • 本やマンガ、図鑑を読むことが好き
- • 音読や漢字、自己表現にまだ難しさがある
育てたい力
- • 登場人物の気持ちを想像して言葉にする
- • 語句の意味を調べたり使ってみる体験
- • 自分の感じたことを言葉にしてみる
選書例
イソップ寓話集、100万回生きたねこ、星の王子さま
対象
- • 自分の考えを話すことや人の考えを聞くのが好き
- • 仲間と一緒なら活字を読むことに抵抗はない
育てたい力
- • 本文から問いを立てて対話を広げる力
- • 文章の構造を整理して要点をまとめる力
- • 哲学的・社会的テーマに触れる姿勢
選書例
動物行動学入門、若い読者のための「種の起源」、14歳からの哲学
対象
- • 読みたい本や語りたいことはある
- • 文章を構造的に読むことが苦手
育てたい力
- • 論理的・構造的な読解力と表現力
- • 言葉(概念)や背景知識の学習
選書例
出口式 はじめての論理国語シリーズ、中学入試問題集
対象
- • 自力で文章を要約・構造的理解ができる
- • 自分の解釈を表現できる
育てたい力
- • 本の構造や主題を問いとして再構築する力
- • 対話を通して「共に考える」喜びを味わう
- • 高い抽象度のテーマに向き合う力
選書例
新科学論議(ガリレオ)、学校と社会(デューイ)、これからの「正義」の話をしよう(サンデル)
参加者の声
「一人では出会えない本をきっかけに、息子が"自分の意見"を言うようになりました。周囲の考えにも興味を持ち始め、読書が対話の場になっているのが嬉しいです。子ども同士のやりとりも刺激的で、思考が自然と深まっていくのを感じます。」
「本を読んで疑問を持ち、それを自分の言葉で話す経験ができる貴重な場です。以前は消極的だった発言も、今では学校で熱く語るほどに。楽しみながら"考える力"と"伝える力"を育ててもらっていると実感しています。」
「読書が好きな娘ですが、名著探究では"語り合う"楽しさを知ったようです。学校では発言しづらい子が、ここでは安心して自分の考えを表現できるのが魅力。仲間と一緒に読んで考えることで、理解も深まっていると感じます。」
まずは無料体験授業に参加してみてください
参加後の勧誘は一切行いません。お気軽にご参加ください。
木曜日
19:00~20:00:入門クラス(60分)
金曜日
19:00~20:30:中級クラス(90分)
土曜日
10:30~12:00:中級クラス(90分)
日曜日
10:30~12:00:修行クラス(90分)
16:00~17:00:入門クラス(60分)
17:15~18:45:中級クラス(90分)
上記日程とご都合が合わない方や上級クラスをご希望の方、
その他ご質問がある方は、下記公式LINEからチャットでお問い合わせください。
よくある質問
まずは無料体験授業に参加してみてください。お子さんの様子を見ながら、最適なクラスをご提案いたします。参加後にフィードバックはしますが、勧誘は一切行いませんので、お気軽にご参加ください。
少人数制で一人一人に配慮したファシリテーションを行うため、オンラインでも十分に集中して参加できます。また、対話を重視した授業スタイルなので、受け身になることなく積極的に参加できます。
事前に読んでおく必要はありません。授業の中で一緒に読み進めながら、その場で感じたことや考えたことを対話していきます。むしろ、初めて読む新鮮な感覚を大切にしています。